【専門店情報】アフタヌーンティー、台湾から撤退へ
サザビーリーグ(東京都渋谷区)が展開し、台湾流通大手の統一超商(プレジデント・チェーンストア)が台湾での運営を手掛けるカフェ・雑貨チェーン「アフタヌーンティー」が、台湾事業から撤退することが16日までに分かった。台湾からの撤退は2度目となる。
サザビーリーグの広報担当者によると、両社は契約期間の満了に伴い合弁関係を解消することに同意。アフタヌーンティーは現在、台湾全域で15店舗を展開しているが、テナント入居する百貨店側との契約満了を待たずに順次閉店する予定という。同担当者は、「閉店時期などの詳細は統一超商の正式発表で明らかにする」と述べた。
アフタヌーンティーは2015年から台湾で店舗の改装を開始し、17年までに全店舗の改装完了を計画。ただ改装計画は16年第4四半期に停止した。
アフタヌーンティーは1999年に日用品雑貨などの輸出入販売を手掛ける太崇興業の餐飲部へライセンス供与する形で台湾市場に進出したが、2007年8月に太崇興業との契約満了に伴い撤退。同年2月に統一超商と合弁で統一午茶風光を設立し、8月に中国上海市で日台の合弁1号店を開業した。08年2月には台北市の太平洋崇光百貨(太平洋そごう)忠孝店に台湾1号店をオープンした。ただ上海店は12年6月に営業を終了している。
NNA(アジア経済ニュース)/2017.5.17より